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人気ユーロゲームのコイン・トークン枚数完全リスト

なぜトークンやコインの正確な枚数把握が重要なのか?

かつて横浜で中古ボードゲーム専門店を営んでいた頃、買い取った商品の欠品確認は常に悩みの種でした。重量級ユーロゲーム1箱の検品には、だいたい15〜25分ほどの作業時間がかかります。当初はパブリッシャーの公式サイトで内容物を照会していましたが、プロモの有無などで記載が曖昧なケースが少なくありません。結局その手法はやめました。代わりに未打ち抜きの新品を開封し、自社で物理的なコンポーネント台帳を作成する決定を下しました。

近年、紙製トークンからメタルコインやポーカーチップへのアップグレード需要が高まっています。アイアンクレイなどの汎用コインを購入する際、100枚セットと200枚セットのどちらを買えば主要ゲームを網羅できるのか。正確な枚数把握がその判断基準になります。

過去に私自身も失敗を経験しました。意気揚々と汎用メタルコインを導入したものの、ゲーム固有の特殊な額面が欠けていたのです。『ブラス』で多用する「15」のコインがなく、結局テーブル上で紙のトークンと併用せざるを得ない不格好な状態になりました。コンポーネントのアップグレードは、事前の正確な枚数把握から始まります。

本リストの選定基準とコンポーネント確認時の注意点

本リストは、2018年4月から2021年9月までの店舗における買取・販売ログを参照して作成しています。BoardGameGeekのデータベースでウェイト3.00〜4.50の範囲に該当し、かつコンポーネントのアップグレード需要が高い中量級から重量級のタイトルを選びました。

注意: 本記事のトークン内訳は、各タイトルの「通常版(第1刷〜第3刷)」の流通分を基準としています。クラウドファンディング限定の豪華版や、コンポーネント構成が見直された最新のリマスター版にはそのまま適用できません。

同じタイトルであっても、製造ロットや多言語版への仕様変更によって、初期配布される資源トークンの総数が数枚単位で増減することがあります。そのため、プロモーションカードや拡張セットに含まれる追加トークンは意図的に除外しました。純粋な基本セットの抜き型とルールブックを照合した結果のみを記載しています。

人気ユーロゲーム別:コイン・トークン内訳一覧

具体的な内訳を知ることで、代用チップの構成が決めやすくなります。例えば『コンコルディア』の貨幣は、1が30枚、2が10枚、5が10枚、10が15枚の計65枚で構成されています。この総数と比率をベースに、他のゲームを見ていきましょう。

ブラス:バーミンガム(Brass: Birmingham)

資金繰りが極めてシビアな本作では、ポーカーチップでの代用が非常に人気です。必要な資金トークンの内訳は以下の通りです。

  • 額面1:30枚
  • 額面5:15枚
  • 額面15:18枚
  • 額面50:14枚

合計77枚。ここでネックになるのが「15」の存在です。一般的なポーカーチップセットには15という額面が含まれていません。代用する場合は、20のチップを15として扱うか、10と5のチップを多めに用意して両替の頻度を上げる運用設計が必要です。

テラフォーミング・マーズ(Terraforming Mars)

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プレイヤーボード上で管理する資源キューブは、ゲーム終盤になると膨大な数に膨れ上がります。

  • 銅(価値1):200個
  • 銀(価値5):60個
  • 金(価値10):40個

合計300個のキューブが基本セットには同梱されています。サードパーティ製のメタルトークンへ移行する場合、この「銅200個」という比率を維持することが重要です。金や銀ばかりを増やしても、序盤の細かい資源産出に対応しきれなくなります。

アグリコラ(Agricola: Revised Edition)

農場開拓の金字塔である本作は、資源ごとに異なる形状のアップグレードコマ(ベジミープルなど)を導入するプレイヤーが多い作品です。

  • 木材:30個
  • レンガ:24個
  • 葦:14個
  • 石:16個
  • 食料:36個

アップグレードコマを揃える際は、この上限数を基準に購入します。特に木材と食料は枯渇しやすいため、予備を含めて少し多めに確保しておくと安心です。

アップグレードしたコンポーネントの収納方法

Image showing storage
メタルコインやポーカーチップは、紙製トークンとは比較にならない重量があります。元の紙箱にそのまま放り込むと、箱が破損する原因になります。

私たちは実際のゲーム会で、複数の釣り具用タックルボックスや専用の木製インサートを試しました。直径39mm、重さ約10g〜14gの本格的なポーカーチップを収納する場合、1区画あたり幅42mm、深さ40mm以上のスペースを確保できるケースが扱いやすいです。

コツ: 汎用コンポーネントはゲーム箱に同梱せず、独立したストレージで管理します。十数分かかりがちな重量級ゲームのセットアップも、数分程度まで短くしやすくなります。

トークンを種類や額面ごとに分けて収納しておけば、蓋を開けてそのままサプライとしてテーブルに配置できます。プレイアビリティの向上とコンポーネントの保護を両立する、堅実なやり方です。

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